水への想い
技術顧問
小口 美津夫
(元JAXA研究開発本部主任研究員)
小口 美津夫
(元JAXA研究開発本部主任研究員)
ロケット技術者になって未知の惑星に行きたいという小学生の夢を実現するために、大学で宇宙工学を学び、幸運にもJAXA(宇宙航空研究開発機構)で自分の夢を育んできました。
現在、高度400kmの軌道を6人の宇宙飛行士が交代で長期滞在できる国際宇宙ステーション(ISS)が周回しています。
ISSで生活するために必要な物資(食糧、酸素、水等)は地球から輸送していますが、東京から直線距離で約400kmの大阪までの輸送コストに比べて、ISSまでの輸送コストは膨大です。
例えば、500ccのペットボトル1本分の水が100万円!もかかります。
食糧は乾燥すれば軽くなり、酸素は液化することで気体の1千倍の量を運ぶことが出来ますが、水はそのままのため重量的に不利で、宇宙飛行士一人が一日に使える水の量はわずか3リットルです。
ちなみに、日本人が生活で使用する水の量は約300リットルです。
地球からの補給が途絶えると宇宙飛行士の生命は危険にさらされるため、宇宙での生活環境の中で発生する廃棄物(ゴミ、廃水、し尿等)を再生して人工的な地球の構築を実現できる技術開発が不可欠で、そのためには先ず地球生態系の理解が重要でした。
例えば、「水」は海水が太陽の熱で温められて雲ができ、雨になって大地に浸み込み岩や砂によって濾過されてミネラルを含んだ水となり、やがて大河となって水は海に戻るという「大循環」(=自然)を形成しています。
しかし、18世紀の産業革命以来、自然破壊と環境汚染が進み、有益な水資源の枯渇がクローズアップされ、特に、発展途上国での水資源と衛生と教育問題に心を痛めるようになりました。
トイレ不足などの不衛生な環境に起因した下痢性疾患や安全な飲料水がない人々が11億人以上もおり、年間200万人の子供たちが水に由来する病気で命を落としています。
また、村落から遠く離れた水源に水を取りに行くのは子供たちが多く、教育を受ける時間がありません。
この現実を知ることにより、JAXAで培ってきた知見と技術を活かした事業と教育活動を進めています。
環境破壊が進んで行くと、今の子供達の子供の時代、すなわち、22世紀にはこの美しい地球はなくなってしまうかも知れません。
どのようしたら未来の人類にもこの地球を残せるかを、一人一人が真剣に考える時が来ています。
水道の源「雨水」
水は循環しています。海から蒸発して空へと昇ります。湖や川からも蒸発して空へ昇ります。土壌や植物からも蒸発して空へ昇ります。そして、また地上へ戻ってきてくれます。
“雨” は、水の地球大循環の中のひとつの姿です。
「その循環の中で、少し立ち寄ってもらって、ありがたく活用させていただきたい。」
そのような想いで雨水収集・貯留システムの普及活動に携わっております。
“雨” は、水の地球大循環の中のひとつの姿です。
「その循環の中で、少し立ち寄ってもらって、ありがたく活用させていただきたい。」
そのような想いで雨水収集・貯留システムの普及活動に携わっております。
雨水利用には、次のような効果があります。
雨水を利用することで、上水の節約ができます。タンクの大きさによっては散水や洗車のシーンで十分活躍してくれます。
雨水を貯める事で、下水道や河川への直接的な流出量を抑えることができますので、ゲリラ豪雨対策にもつながります。
震災などで、もし水道がストップしたら、、、必要な水として「飲用水」「生活用水」「消火用水」などが浮かびます。人が集まる場所に大きな雨水タンクがあれば、また、小さな雨水タンクがご近所にいくつもあれば、どれほど心強いことでしょうか。(雨水タンクの水をそのまま飲用するわけにはいきませんが、適切な対処をすることにより安全性を高めることができます。)
「水も心もキラキラに!」を合言葉に
無色透明な水。水質や浄水器の性能は、味や見た目では判別しにくいものです。
現在ご利用されている水の水質に目を向けていただくことで、「水の使い方」や「水をとりまく環境」にまで想いをめぐらせてもらえるかもしれません。
水のことを通して、「健康」や「環境」への関心をより高めていただければと、書籍や各種セミナー、動画サイト等で情報発信を続けています。
合言葉は「水も心もキラキラに!」です。
現在ご利用されている水の水質に目を向けていただくことで、「水の使い方」や「水をとりまく環境」にまで想いをめぐらせてもらえるかもしれません。
水のことを通して、「健康」や「環境」への関心をより高めていただければと、書籍や各種セミナー、動画サイト等で情報発信を続けています。
合言葉は「水も心もキラキラに!」です。
各種セミナー
日本の水環境や浄水器の有用性にはじまり、川をきれいにするためにご家庭でできること等、毎日の暮らしにかかせない水についての情報をお伝えしています。
講演会
「いざという時に備えて・・・」、パートナー店さん主催の各種イベント等の機会を活かして、非常時の飲料水確保手段に関する実演会を行っています。
なっとく!の水・浄水器選び
水道水はどこから来るのか?極小の化学物質を除去する方法はあるのか?
基準値を知り、どんな水を飲んでいるのかを知った上での、適切な浄水器選びをアドバイス。彩流社さんの「なっとく!」シリーズ待望の水編です。
基準値を知り、どんな水を飲んでいるのかを知った上での、適切な浄水器選びをアドバイス。彩流社さんの「なっとく!」シリーズ待望の水編です。
「川を愛する会」の活動を応援しています
生物の命の源流は、一滴の水が集まる河川の源流と言っても過言ではありません。一滴の水が川となってやがて生命の誕生した海へ注いでいます。
川を守るということは水を守り、環境を守り、いずれは「いのち」を守ることに繋がるのではないでしょうか。
母なる川を守る小さな行動の積み重ねが、まるで、小さな雫が集まって、やがて雄大な流れになるように、未来の子供たちのたくさんの笑顔に繋がり、大自然から、素晴らしい仲間と一緒にほんの少し褒めてもらえることができれば、限りなく大きな喜びです。( 川を愛する会「設立趣旨」より抜粋)
川を守るということは水を守り、環境を守り、いずれは「いのち」を守ることに繋がるのではないでしょうか。
母なる川を守る小さな行動の積み重ねが、まるで、小さな雫が集まって、やがて雄大な流れになるように、未来の子供たちのたくさんの笑顔に繋がり、大自然から、素晴らしい仲間と一緒にほんの少し褒めてもらえることができれば、限りなく大きな喜びです。( 川を愛する会「設立趣旨」より抜粋)