七田眞先生から教えていただいたこと
あけましておめでとうございます。
昨年中は、大変お世話になりありがとうございました。
グッドハーモニーの角田です。
新しい年の始まりに、
私が水の仕事をライフワークとして歩んできた原点について、
あらためて綴りたいと思います。
私が環境問題、そして「水」に強い関心を持つようになったきっかけは、
社会人になりたての頃に始めた山登りでした。
澄みきった沢の水が、陽の光を受けてきらきらと輝く姿に、
心を奪われたことを今でもよく覚えています。
ところが、山を下り、自分の暮らす町に近づくにつれて、
どこか空気や水の“気配”が変わっていく。
そのとき、ふと胸に浮かんだのが、
「人間が、少しずつ汚してしまったのかもしれないな……」
という思いでした。
この小さな違和感こそが、私が水の仕事へと進む最初のきっかけでした。
そんな私に、人生の指針とも言える考え方を示してくださったのが、
七田眞先生です。
先生の著書は、水の仕事に就く以前から何冊も読ませていただいており、
初めて講演会でお姿を拝見したときは、妻と二人、
ただ壇上の先生を尊敬の眼差しで見上げていました。
何度か講演をお聴きする中で、
今も強く心に残っているお話があります。
健康について問われた際、先生は静かに、しかしはっきりと、
こうおっしゃいました。
大切なことは三つあります。
一つ目は、心・意識のあり方。
二つ目は、水。
三つ目は、食べ物です。
そして水について、
「どの水が一番良いかは、見る視点によって異なる。」
と前置きされたうえで、
子どもの体に悪影響を及ぼす重金属や化学物質を取り除くという点においては、
アメリカで生まれた逆浸透膜という技術が非常に優れている、
そのように教えてくださいました。
その後、水の仕事を通して先生と直接お話しさせていただく機会にも恵まれました。
その際に伺った、
「有害物質から受ける影響は、大人よりも子どもの方がずっと大きいんだよ」
という言葉は、今も私の胸の奥に深く刻まれています。
「頑張ってくださいね」
そう、穏やかで優しい眼差しで励ましていただいたこと。
あの一言が、私の覚悟を決定的なものにしました。
無限の可能性を持つ子どもたちに、
せめて“水”からは、子どもの体にダメージを与えるような物質を入れない。
それが、私のライフワークになりました。
逆浸透膜は、非常に高い除去性能を持つ一方で、
浄水スピードがゆっくりという特性があり、
一般的には浄水した水をタンクに溜めて使用する方式が採られています。
そのため、本体とタンクを設置する必要があり、
どうしても設置スペースが大きくなってしまうという課題がありました。
「もし、浄水スピードを高め、
タンクのいらない逆浸透膜浄水器をつくることができたら、
もっと多くのご家庭に届けられるのではないか。」
そう考え、独立を機に開発に踏み出しました。
多くの方のご指導をいただきながら試行錯誤を重ね、
ついにタンクレスモデルを完成させることができました。
しかし、現実は決して甘いものではありませんでした。
「そこまで高性能なものが、日本の水道水に必要なのか」
「水道に浄水器を付けるより、
ペットボトルや宅配水の方が安心ではないか」
そんな声をいただきながら、
完成したばかりの浄水器を車に積み、
寝泊まりしながら全国を回る日々が続きました。
それでも諦めずに活動を続けていく中で、
お客様の健康を本気で考え、
素材や工法に徹底的なこだわりを持つ工務店さんや、
七田式教育の理念を大切にされている方々と出会うことができ、
少しずつ、その想いは形になっていきました。
水は、透明です。
見た目だけでは、その中身を知ることはできません。
だからこそ、事実とは異なる情報が広がってしまうこともあります。
知らないうちに、体に負担となる物質が混入した水を
飲み続けている――
そんなことが起こらないように。
これからも私は、
ご家庭で簡単に行える水質チェックの方法や、
正しい水の知識をお伝えしながら、
子どもたちに、本当に安心できる水を届けるための仕事に、
静かに、そして情熱をもって向き合い続けていきたいと思います。
七田眞先生。
私に「水の大切さ」と「使命」を教えてくださり、
心より感謝申し上げます。

