浄水器はつけたままじゃダメ?フィルター交換の必要性とその理由。

 こんにちは。逆浸透膜浄水器専門店「グッドハーモニー」の角田です。
「うちは浄水器を付けているから安心」
そのように思っていても、フィルターを長期間交換していなければ、かえって水の品質を悪化させる可能性があることをご存じでしょうか?
 今回は、逆浸透膜方式・活性炭方式に共通する「フィルター交換の重要性」についてお話ししたいと思います。

■ 浄水器のフィルターは“消耗品”です
 浄水器の内部には、水道水に含まれる不純物や有害物質を取り除くためのフィルター(ろ材)が組み込まれています。
  たとえば:
  •活性炭フィルター:塩素、カルキ臭、カビ臭、農薬などの有機化合物を吸着
  •逆浸透膜(RO)フィルター:約0.0001ミクロンの極細フィルターで、重金属、細菌、ウイルス、放射性物質まで除去
  ※数値は代表的な値であり、使用されている逆浸透膜のメーカーや型式によって異なります。

 これらのフィルターは、使用を続けるうちに吸着能力やろ過性能が徐々に低下していきます。
 つまり、定期的に交換しなければいけない「消耗品」なのです。

■ フィルターを交換しないとどうなる?
 「少しぐらいなら交換しなくても平気」と思ってしまいがちですが、実は以下のようなリスクがあります。
 1. 浄水能力の低下
  フィルターが目詰まりを起こしたり、吸着成分が飽和状態になると、不純物が十分に除去できず、水質が劣化します。
 2. 細菌の繁殖
  湿気の多い環境に長期間放置されたフィルターは、細菌やカビが繁殖するリスクがあります。
  とくに、しばらく使用していなかった浄水器を再稼働させる際は、フィルターの交換をおすすめします。
 3. 故障やトラブルの原因に
  逆浸透膜方式では、詰まったフィルターがポンプや加圧装置に負担をかけ、故障の原因になることもあります。

■ どのくらいの頻度で交換すればいいの?
 フィルターの交換時期は、使用環境(水質や使用量など)や、機種によって異なります。
 数か月〜数年と、フィルターごとに寿命が設定されており、メーカーやモデルによって目安に大きな差があります。
 お使いの浄水器の取扱説明書や仕様書に、推奨交換時期が明記されている場合がほとんどです。
 ぜひ一度、確認してみてください。

■ フィルター交換は「守り」のメンテナンス
 車にオイル交換が必要なように、浄水器にも定期的なメンテナンスが必要です。
 逆に言えば、適切なタイミングでフィルターを交換することで、安心・安全な水を安定して使い続けることができるのです。
 さらに、定期交換によって:
 •浄水器の寿命が延びる
 •水の味が常に良好な状態に保たれる
 •故障や水漏れなどのトラブルを未然に防げる
 といった、コスト面でも大きなメリットがあります。

■ おわりに:せっかくの浄水器、きちんと働いていますか?
 浄水器は、取り付けたときがゴールではなく、“安心のスタートライン”です。
 本来の性能を維持するためには、フィルターの定期交換が不可欠です。
 「最近、水の味が変わった気がする」「いつ交換したか覚えていない…」という方は、
 ぜひ一度チェックしてみてください。
 ご自身とご家族の健康を守るためにも、“水のメンテナンス”という意識を、ぜひ日々の生活に取り入れてみてくださいね。

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