雨水は“資源”です――雨水活用のすすめ

 こんにちは。逆浸透膜浄水器専門店「グッドハーモニー」の角田です。
今回は、大自然の恵みでもある「雨水の活用」についてお話ししたいと思います。
 私たちの暮らしの中には、水道水でまかなうにはもったいない場面がたくさんあります。
たとえば、庭の水やり、洗車、掃除、災害時のトイレ用水など……。
 そんな場面で活躍するのが、雨水タンクです。
 雨どいに接続するだけで、天然の水資源である「雨水」を貯めて、再利用することができます。
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■ 雨水タンクとは?
 雨水タンクは、住宅の雨どいに簡単に設置できる雨水貯留システムです。
屋根に降った雨を雨どいで集め、タンクに一時的に貯水することで、さまざまな用途に活用できます。
 一般的な家庭用タンクの容量は100〜300リットル前後ですが、メーカーによっては1,000リットルクラスの大容量タイプもあり、設置場所や用途に合わせて選ぶことができます。
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■ 雨水を活用する5つのメリット
①【節水】水道代の節約にも
 草木への水やりや打ち水、洗車などは、水道水を使わず雨水で十分対応可能です。
 これらの用途に雨水を使うことで、年間数千円〜数万円の節水効果も期待できます。
②【環境保護】都市型洪水の抑制にも貢献
 雨水を一時的にタンクにためておくことで、一度に排水路へ流れ込む雨の量を抑えられます。
 その結果、ゲリラ豪雨などによる都市型洪水や下水設備の負担軽減にもつながります。
③【災害対策】ライフラインが止まっても「水」を確保
 地震や台風などの災害時には、水道が止まってしまうことがあります。
 そんなとき、雨水タンクにたまった水は、トイレの流し水や洗い物、清掃用水などの生活用水として大活躍します。
 さらに、高性能な災害対応型の浄水器を併用すれば、雨水を飲料水として利用することも可能になります。
 🌧 雨水 + 災害用浄水器 = 緊急時の命を守る水源
 雨水は、ただ流れ去るものではなく、「備え」として“活かせる資源”なのです。
④【簡単】設置が手軽でメンテナンスも容易
 家庭用の雨水タンクには、DIYで取り付け可能な製品も多く、日常的な管理も簡単です。
 また、必要に応じて、フィルターやオーバーフロー防止機能などを追加できるモデルもあります。
⑤【補助金】自治体によっては設置補助も
 お住まいの地域によっては、雨水タンクの購入・設置に対して助成金が支給される自治体もあります。
 環境保護や災害対策の観点から、全国的に推進されている取り組みです。
 ※詳しくは、お住まいの自治体のホームページで「雨水タンク 補助金」などのキーワードで検索してみてください。
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■ 雨水は飲めるのか?
 通常、雨水はそのままでは飲用に適していません。
 屋根の汚れや大気中の微粒子、菌類などが混ざっているためです。
 しかし、逆浸透膜や活性炭フィルターなどを搭載した高性能な浄水器を使用することで、雨水を安全な飲料水に変えることが可能です。
 特に、災害時対応型の浄水器を常備しておくことで、雨水タンクの水を飲用に活用できるようになり、ライフラインの切断に備える「水の自給体制」を構築することができます。
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■ おわりに:今ある“雨”を、未来の安心へ
 雨水タンクは、省エネ・環境保護・災害対策のすべてに貢献できる、実用性の高い「小さなインフラ」です。
 特別なことをしなくても、雨は降ります。
 その雨を「無駄にせず、暮らしに生かす」――
 この発想こそが、これからの時代に求められる視点ではないでしょうか。
 そして、その雨水が“もしものときに命をつなぐ水”になるかもしれない。
 ぜひこの機会に、雨水活用について考えてみてください。
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